量刑-準強制わいせつ罪、前橋地裁(水上周裁判長)は懲役2年6月、執行猶予4年(求刑・懲役3年)の判決

 

聴診器を持つ指、女性の胸に数秒間押し当てる…医師に有罪判決

 健康診断で女性の胸を触ったとして準強制わいせつ罪に問われた前橋市の医師の男(49)に対し、前橋地裁(水上周裁判長)は1日、懲役2年6月、執行猶予4年(求刑・懲役3年)の判決を言い渡した。

前橋地裁
前橋地裁

 判決によると、男は2018年9月、群馬県太田市内の企業で行われた定期健診で、当時18~25歳の女性従業員4人に、聴診器を持っていた手指を胸に押し当てるなどした。被告は公判で「適切な聴診だった」と無罪を主張したが、判決は数秒間胸を触り続けたことなどをわいせつな行為と認定した。