行政訴訟判決の拘束力(行政訴訟法33条)
@要件事実マニュアル4巻147頁
飲酒運転させたとして,退職金をゼロにされた神戸市立中学教頭
そこで,裁判所に訴えたら,
飲酒運転をさせたとは認められないとして,退職金ゼロ処分を取り消す勝訴判決をもらいました。
ところが,神戸市は,この判決を受けて,
今度は,
飲酒運転させたことを理由に,退職金を8割カット
いや,だから,飲酒運転はさせてないんだよ。
裁判所に再度訴えたら,
前の判決の拘束力に違反しているとして,
退職金8割カット処分も取り消されています。
大阪高判平成29年7月20日判タ1447号78頁